上原ひろみJapanTour2019SPECTRUM@すみだトリフォニーホール

今年のコンサート納めは、なんと上原ひろみちゃんのソロライブ!完全アコースティックなすみだトリフォニーホールでの熱狂の時間を過ごすことができ幸せいっぱいです!!

 


クラシックの音楽家は普段からアコースティックな環境で音を作るのですが、ひろみちゃんはアンプの入ったダブルベースの音をピアノの弦を手で押さえて弾いて再現したり、ドラムの入ったアンサンブルをピアノで表現したり、実に刺激的な音作りをしていて新鮮でした。

 


ヤマハのコンサートグランドと、時には取っ組み合い、時にはお洒落なカフェでお茶したり、時には新幹線のようにすっ飛ばして戯れたり、時には一緒に昔のことを語り合ったり、ひろみちゃんは本当に正直にピアノと会話して音を奏でていて、だからこそ聴いているこちらの心もすっかりひろみちゃんの操り人形のようになって泣いたり笑ったりして音楽の感動を分かち合うことができました。

 


圧巻はガーシュインラプソディー・イン・ブルーのモチーフから所々アレンジを織り交ぜた終曲!!普段オーケストラの曲を弾いているオペラのコレペティも、音色は真似ても音量までは無理!とあきらめてますが、ひろみちゃんは本気でフルオケの音を出そうとして、結果トリフォニーホールいっぱいに1台きりのピアノの音が広がっていったのです!その姿はまるで勇者のよう、神々しくさえありました!!曲終わりと共に観客はスタンディングオベーション!!!

まるでボクシングの世界大会で優勝したような熱狂!お客様のよくやってくれた!!ひろみちゃん最高!!という拍手が手拍子になり、会場は一体に!

 


この日はジャパンツアー最終日、実は最初日程になかったのですが、追加公演として、実現したのでした。本当に行けて良かった!!