新しいコンサートの形を

おうち生活でもテレワークで音楽、アンサンブルができることは実験できて、距離を越えた嬉しい交流をたくさんさせていただき音楽家のお友達に感謝するばかりです。ネットでの交流や動画の公開はきっと自粛生活が終わっても続いて新しい文化になると思います。


一方で、私はコンサートホールに出かけてコンサートやオペラを鑑賞するのが大好きです。その場でしか味わえない一生ものの経験ができるのは、人が集まる場があってこそ、と信じています。ただ本当にコンサートホールに満員のお客様を収容できる日が来るのはいつかわかりません。ホールもそれを支える方々も音楽家もイベントの関係者もその日を待つだけでは持ちません。


そこで、これはコンサート大好きな私の小さな提案ですが、もう少し自粛が緩和されたら、室内楽やソロの音楽会をホールで行い、客席をVRにしてお席のチケットを普通のチケットよりは安く売ってはいかがでしょうか?というのも国立科学博物館のかはくVRを見て、同じようなことはホールでできるのではないか、と思ったからです。そしてVRなら良いお席に何人座っても大丈夫。とにかく無観客公演でもプロの演奏ですから有料にするのがミソです。VRの設備のことはよくわかりませんが、個人的にはホールのような素晴らしい環境でその時に奏でられるいい音楽を聴きたいのです。
この場を借りて陳情させてくださいませ!ぜひよろしくお願いいたします✨

 

たとえば、2021年ムーティの指揮するウィーンフィルニューイヤーコンサートを1階席前方横のバルコニー席辺りから3Dカメラでライブ撮影しその場にいるかのような音響でVRで観る権利を1万円で売ってくれたなら私は間違いなく買います!
どんなに抽選に応募しても一生当たらないチケットな上にウィーン行く旅費、そのための年末年始の都合をつける苦労、などなどをかんがみるに断然お安いお値段です。同じことを考える方は世界に何万人もいるはずで、オーケストラにそのお金が入ったらウィーンフィルは財政難でストラディヴァリウスの弦楽器を売らなくて済みます(そんなことは絶対にしないでしょうが…笑)


なんていう妄想に浸る日々ですが、実際VRの実験はオーケストラを使っておこなわれていますし、そう遠くない未来に実現すれば嬉しいとかなり本気で思う次第です✨